ネパールで活躍 青年海外協力隊貝

摘要

青年海外協力隊は　 「アジア、アフリカ、中南米、東欧、中近東などの開発途上国で、国づくり、人づくりに自分の技術や経験を生かしたい」と思っている若者たちを支援する事業です。 この協力隊事業は政府開発援助の一つとして一九六五年に発足しました。 以来、世界各地の六六カ国に、一万七〇〇〇人を超す若者を送り出してきました。 派遣分野は、農業、保健、教育、土木、情報処理などさまざまで、各国の要請に応じて隊員を派遣しています。 　 しかし、近年、各国からの隊貞派遣の要請があるにもかかわらず、十分な数の隊員を派遣できない職種がいくつかあります。 特に農林水産分野にはそういった職種が多く、果樹を例にとると要請に対する充足率は三六％　 （平成九年春）　 と低くなっています。 こうした状況の中、去る二月にネパール王国における青年海外協力隊貞の活動状況を視察する機会が得られましたので、彼らの活躍ぶりを紹介したいと思います。