マルチと完熟の高糖果生産のポイント

摘要

消費者の「美味しいミカン」を求める声がますます高まっており、昨年は大豊作のうえに低品質果で、販売単価は著しく安値となった。 ここにきて、光センサー選果樺が各地で導入されてきているが、二一度以上のミカンを選抜、販売してこそ威力が発揮されるものであり、光センサ一を経営に生かすには、今年、一二度以上のミカンを過半数以上は生産する必要がある。 一二度以上のミカンにとつてマルチ栽培と完熟果生産は有力な手段であり、強力に推進してー二度以上にして成功させねばならない。 今年は、裏年にあたり、しかも聾牙が昨年より一〇日から二週間程度遅く、開花も遅れているために着色が遅く、品質不良果が心配される。