伊予柑再編対策

摘要

平成一一年産伊予柑は、市場価格が販売二五年問の歴史のなかで最低レベルとなり、生産者をはじめ関係者にとって殊念な結果となった(図1）。 安値の要因は長引く景気低迷や貫秋季の日照不足と多雨による品質低下の影響もあ為が、伊予柑に対する消費者志向の変化など構造的な問題も考えられる。 そのようなことから、産地においては早急に基本管理の徹底や園地の若返りによる賽疋生産および品質向上対策等、伊予柑産地の再編強化に取り組む必要があ為。すでに、各方面で「伊予柑村策」が協議されていると思われるが、ここでは販売（消費）からみての伊予柑再編対策を検討してみたい。 また、この再編対策と合わせてポスト伊予柑となるであろう新品種の紹介、地域別推進状況等を今後シリーズで掲載する予定である。