林業経営と環境変動

摘要

地球面積の占有率は19％にすぎないが、森林は、地球上に存在する生物現存量の91％を維持しており、その炭素量は大気中炭酸ガス量の1.3倍に相当する。 森林は成長とともに炭酸ガスを国定していくけれども、成熟安定林では吸収固定と呼吸による支出は平衡に達する。 森林の純生産速度は熱帯降雨林で最大で、約25トン／ha／年であるが、低温と乾燥に従って減少する。 現存最も同じ傾向にある。 木材に代表される森林生産の特徴は、石油、石炭などの化石資源と違って再生可能資源であることである。 林業は収穫量の維持持続をその経骨の根幹としなければならない。現在、炭酸ガス濃度の増加に対する森林の反応が注目されている。熱帯降雨林の面積はその他目的への変更によって減少を続けているが、単位面積あたりの生産量は増大の傾向にあることを示唆するデータが出始めてきている。