わが国西南暖地におけるウコン(Curcumadomestica Val.）の栽培生理学的研究: 栽植密度と生育,収量

摘要

ウコンは熱帯アジアを原産とするショウガ科の多年生草本で，近年，根茎に含まる薬効成分がわが国でも注目され，栽培や利用が拡大している．本研究では，ウコン栽培生理に関する基礎的知見を得るために栽植密度がウコシの生育および根茎収量に及ぼす影響について検討した．栽植密度は畦幅40，60，80cm と株間10，20，30cmをみ合わせた9処理区（4.2～25株/m~2）を2反復設けた．2000年5月30日に20～30gに調した種根茎を深度杓鮎mで植付けた,堆肥200kgおよび苦土石灰15kg/aを圃場耕起時に全施用し，さらに各処理区とも基肥として鶏ふh30kg，N3.Okg，P_2O_5．6kg，K_2O_2．6kg/aを畦中央部の深さ約2ocm.の位置に条施した,追肥は7月22日にN 0.2kg，K_2O，3.kg/aを，9月7日にN 0.3kg, K_2O 0.5kg／aを株元に表層施用した．植付けた全ての個体の芽日を調査し，各処理区の平均出芽日付近に出芽した個体をサンプル個体とし，草丈よび童形雷を測定した．また．収穫期に収量形質を調香した.