病害虫

摘要

今月から薬剤による本格的な防除作業が始まります。とくに薬剤の発芽前散布は圃場内の病 害虫の密度を下げて，今作の病害虫の被害を軽減するために非常に重要な作業になりますので， 計画的に行いましょう。縮葉病：枝や芽の表面で越冬した病原菌が雨のシブキに混じって飛散し，展葉したばかりの葉に感染します。比較的低温を好む菌ですので，4月力M氐温で降雨があると多発します。薬剤防除は癸病してからの散布では効果が劣りますので，開花前防除が基本となります。無風の日 に，散布むらのないように丁寧に散布しましょう。特に枝の先端部には薬液がかかりにくいので，注意しましょう。薬剤としては石灰硫黄合剤20倍液あるいはキノンドー水和剤40の500倍 液などを用いましょう。より効果を高めるためには2回散布がおすすめです。2回散布では， 1回目（3月上中旬頃）に石灰硫黄合剤，2回目（開花直前）にキノンドー水和剤40などを散 布すると良いでしょう。1回しか散布できない場合には開花直前に散布しましょう。