「フルーツルネッサンス21」による果実消費拡大運動への取り組み～関西地区での取り組み状況～

摘要

総務省の家計調査に見る限り，わが国の果実消費は長いトンネルに入っている。 国民のライフスタイルに果実そのものが合わなくなって消費が減退しているかというとそうでもない。 消費者への様々なアンケート調査では，「果実をもっと食べたいが…」という答が返ってきている。 この状況にも関わらず，果実の消費は減少傾向が続き，市場での卸売価格は安く，販売面での長期低迷が続いている。 このままの状況が続けば高齢者が多いといわれている果実の生産者は減少してしまい，国産果実の供給量は大きく減ってしまう。