ブドウの購入と消費の実態に迫るその6－消費者1，000人への調査から見えるもの－

摘要

今回は，前回に続きアレキとピオーネについて，家庭消費向け400gパックに対する消費者の価格感度と購入確率をみます。 なお，調査に用いた400gパックは，現在多くみられる切り房のブドウ等を詰めたものでなく，写真1，2に示すように400g程度のブドウを1房入れたパックです。 この1戻入りパックを用いた理由は，少家族化の進展や「いろhなものを少しずつ食べたい」という消費者晴好の流れのなかで，現在の大房のブドウだけでなく，こうした小房のブドウも家庭消費用として十分に需要があると推測されるためです。 また，その場合，どちらかというと「半端物」というイメージをもたれやすい切り房を詰めたパックよりも，「1房丸ごと」という印象を与える戻入りパックの方が，商品としての魅力は高いと考えられたためです。