夢の持てるピオーネづくりを目指して

摘要

赤坂町は現在50戸の農家が約 8 haでブドウを栽培しています。 以前はネオ,マスカットが中心でしたが，現在はピオーネが約85％を占める主要品種となっています。 最近では翠峰の栽培も増えています。 こうした産地の中で4年前からピオーネを中心にブドウ栽培をされている是友隆行さhを紹介します。 是友さhは，就農前は県外のスーパーでバイヤーをやっておられました。 仕事上，農産物を目にする機会が多く，農業との関わりも少なくなかったことで，『農業』について色々と考えることも多かったようです。 そうした中で果樹栽培，とくにブドウ栽培は将来性があると感じるようになり，また両親が長年ブドウ栽培をしていたこともあり，『基盤』と『技術』があることで就農に踏み切りました。 就農したのは平成12年，38歳の時でした。 是友さhは「一度社会へ出て，社会の厳しさを知った上でなければ，仕事のひとつとして－農業を考えることはできなかったのではないか。 農業の大変さは十分わかっていたし，大変さはサラリーマンの時と同じ。 同じ大変さなら，自分のためになる農業をやろう。 」と農業は職業のひとつとして考え，また「再就職（就農）は自分が元気でがhばれる若いうちから始めないと駄目だ。 」と考えてブドウづくりを始められたそうです。