モモ光センサー導入産地の概要(2)JA岡山西浅原地区

摘要

浅原地区は倉敷の中北部に位置しており， 南向きの日当たりの良い丘陵地が畑となっています。昭和27年に「浅原園芸組合」が発足し， 現在では，モモをメインとしてマスカット' 露地ブドウを組み合わせた栽培体系をとって います。モモの品種構成は早生のはなよめか ら晚生の黄金桃まで優良品種を組み合わせて 出荷が途切れないように栽培しています。浅 原園芸組合の組合員数は51戸で，モモの栽培 面積としては平成21年の調査時点で約24ha となっており，白鳳と清水白挑が全栽培面積 の約57%を占めていますが，前後の品種へ更 新中です。品種構成は別表の通りです(表1)。 産地規模は小さいほうですが，農家一戸あた りの平均経営面積は47 aであり，県内でも有数の面積となっています。