タバココナジラミバイオタイプQの簡易識別法－マルチプレックスPCR法の利点－

摘要

タバココナジラミBemisia tabaci（GENNADIUS）は世界中に分布する大害虫であり，多くのバイオタイプが知られている（PERRING，2001）。 これらのバイオタイプは外部形態ではほとhど区別できないが，外部形態以外の生物学的特徴が異なる（PERRING，2001）。 PERRING（2001）によればバイオタイプは大きくBタイプ，Qタイプおよび非B／Qタイプに分けられるという。 非B／QタイプはA，K，D，E，G，H，L，M，N等20以上のバイオタイプに分けられる（BURBAN et al.，1992；BROWN et al.，1995；De BARRO et al.，1998；PERRING，2001）。