日本型水稲コシヒカリとインド型水稲IR64間の正逆染色体断片置換系統群を用いて検出 された嫌気条件下での発芽、伸長に関与するQTLs

摘要

嫌気条件下での発芽'伸長(Anaerobic Germination: AG)に関与する量的形質遺伝子 座(QTL)を検出することは湛水条件下での発 芽能力に優れた水稲品種を育成する上で重要 である。我々はこれまでAGの耐性程度を簡 便に評価出来る無酸素水評価系を構築し、多 様な遺伝資源の評価を行ってきた。今回は耐 性程度に優れるコシヒカリと相対的に劣る IR64の交雑集団を用いてAGに関与する QTLの検出を試みた。