ハクサイの夏まき栽培における野菜出荷用予冷庫を利用したセル成型苗低温貯蔵技術

摘要

ハクサイの夏まき栽培において、定植適期に達し育苗の完了したセル成型苗を、冷蔵庫などを用いて低温貯蔵することで、酉の過剰な生育を抑え、良好な苗質を維持できる。 現地の強制通風式の野菜予冷庫を利用し、照明のない暗黒下で貯蔵可能である。 「新理想」、及び「大福」、「郷風」などの品種の場合、20日間の貯蔵では、収穫時に花蕾が形成され、結球内の茎長も6～12cm程度に伸びるが、9～10日間の低温貯蔵では収穫時の花芽分化は進まず、結球内の茎長も短い。