マハタの養殖技術と経営: 第4回　マハタの魚病とその対策

摘要

そのほかの魚類養殖と同様に、マハタ養殖でも魚病対策が必要です。第4回「マハタの魚病とその対策」では、マハタ養殖で特に問題となっている病気と、その対策について説明じます。 三重県内でこれまでに報告されているマハタの疾病とその発生時期について、表1に示しました。最も多いウイルス性神経壊死症　（VNN）は、、5月から12月にかけて発生が報告されています。次に多いハダムシ症は10月から1月にかけて報告されています。そのほかの疾病としては、リンホシスチス病　（7月）、脳粘液胞子虫病　（6～7月）、自点病（8月）、シェードモナス病（2月）、ビブリオ病（12～1月）　および滑走細菌症　（11月）　の発生が報告されています。