肉用馬生産による地域振興の取り組み:畜産クラスター事業の活用

摘要

現在、馬肉は、国内に広く流通していますが、その生産地域は限定されており、平成28年の 国内生産量（枝肉ベース3,6700のうち、九州 地域が約5割(l,855t)を、東北地域が約4割 (l,417t)を占めています。また、県別では熊本県がl，297tで全国第1 位、次いで福島県が820t、福岡県が546t、 青森県が428tとなっており、この上位4県で国 内生産量の8割以上を占めています（農林水 産省「畜産物流通統計」）。東北地方では福島県に次ぐ生産量を誇る青 森県ですが、古くから名馬の産地としての歴史 があり、馬肉の食文化も地域に根付いています。