世界と戦うT (卜ップ)P (ピック）P (プロジェク卜）その2

摘要

養豚農家の長男に生まれて65年。もはや骨董品 になりつつある私だ力、養豚の大先輩たちから学h できたこと、今まで私が「日本的育種」を目指して経 験してきたことをTPPになぞらえて、T (トップ）P (ビッグ）P (プロジェクト）と題してお伝えしたい。日本的育種とは日本は高品質な物づくりの国として世界に知 られている。養豚においても同じで、海外の養 豚がコスト重視の大量生産が主流であるのに対 し、日本の養豚家はコストを重視しつつも「う まい」テーブルミートを生産することにこだ わっている。だから種豚場、人工授精所の役割は「丈夫で、良く産み、肉質も良い」種豚、精液 の供給である。和食の繊細さを肉豚生産に求め ることは、高品質な物づくりをする日本人だか らこそ思いつけることである。