液面制御機能付定量弁の性能試験

摘要

複雑かつ多様化している畑地の水需要に対処するため，畑地潅漑用の資器材も急速に複雑化している。 農業島村整備事業における畑地潅漑施設は多種多様な資器材で構成された一つのシステムであり，その一部分でも欠陥，支障があればシステム全体としての機能を失う危険性さえある。 これらの資券材を地域性の異なる畑地潅漑事業地区に導入するためには，個々の資器材の性能及び適用性について，十分な実験的検討が必要であり，その妻帯も強いものがある。 畑地潅漑施設においては，水利用の経時、経年的変化や多目的利用による水帯要の増大とともにパイプラインによる流量の適正な計画配分と，使用目的に応じた所要水圧を確保できる自動潅漑送水システムの確立が課題となっている。