但馬牛のスーパ一種雄牛作出と繁殖雌牛の 効率的な飼養管理技術の開発

摘要

1984年に県立畜産試験場但馬分場に配属されて以来，現在に至るまで，但馬牛の改良と試験 研究一筋に歩hできた。その間，種雄牛の造成に取り組み，但馬牛では歴代最高の増体性を誇 る種雄牛「福芳土井」や最高の肉質、増体を誇る「芳悠土井（よしひさどい）」など，数多く のスーパ一種雄牛を作出した。また，試験研究では，「子牛に必要な分娩直後の初回哺乳量丄 「子牛の発育から母牛の泌乳量を推定する技術」，「代用乳補充による子牛の発育改善技術丄 「音響を利用した放牧牛の集畜技術丄「給餌法変更による昼間分娩誘起技術丄「但馬牛の除角 飼育の推進」など，幅広い飼育管理技術の開発や技術指導を行い，現場に密着した実績をあげ た。