海洋温度差発電(Ocean Thermal Energy Conversion:OTEC)と海洋濃度差発電は、海の運動エネルギー以外の特性を利用した発電方法である。海洋温度差発電はオープンサクルとクローズドサイクルの二方式あり、どちらも海洋の温かい表層海水と冷たい深層海水の温度差を利用する。表層海水と深層海水との温度差が約20°Cを超える地域が経済的に成立する適地と言われており、主に赤道近くの地域が対象となる。世界ではインドや東南アジア、オーストラリア、メキシコ、ブラジル、アフリカ中部など、日本では沖縄県や鹿児島県、小笠原諸島などが当てはまる。
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