画像診断装置の部材調達コストの3％が板金：板金内製化は約1/2、中国での板金調達を強化

摘要

1914年、日本初のX線管の研究に着手して以来、東芝はMRIやヘリカルCTなど多くの製品を開発、変化の激しい「医療」という事業ドメインにおいて検診·診断·治療·フォローアップまでの最適な臨床ワークフローを提供し「医療の質、効率、安全」を最大化するためのトータルなソリューションを掟案している。こうした企業理念に基づき「Made for Life」というスローガンを掲げ、これを経営の指針として東芝グループの医療機器事業を推進し医用機器（診断用X線、医用X線CT、MRI（磁気共鳴画像診断）、超音波画像診断、放射線治療、診断用核医学用の各装置、医用検体検査機器、医療機関向け情報システムなど）の製造、販売、サービスを行う事業会社が東芝メディカルシステムズ株式会社（以下；TMSC、社長·桂田昌生氏、栃木県大田原市下石上1385）である。 CT販売では国内シェアー50％を、画像診断装置全体でも国内シェアーの30％以上を占めるリーディングカンパニーである。 そしてTMSCの製造·販売部門に製品やコンポーネントを供給している関連会社が東芝メディカル製造株式会社（以下：TMM）である。