第41回東京モーターショーに見る注目技術

摘要

10月21日から11月3日まで「第41回東京モーターショー」が開催された．今回のショーは，世界的不況の影響を受けて出品数は大幅に減ったが，結果として内容が引き締まり，例年以上の効果を上げている．全体テーマは「これからのクルマと社会を考える」で，環境や安全·快適性など，多彩な楽しみ方が提供されていた．図2に代表的なEV車のシャシー構造を示す．今回のショーには，既に発売済みの三菱i- MiEV（図3）を始めとして，各社から多くの試作車が出品された（図4，5）．日産は，EV化に対してZero Emissionと謳っている．ホンダは，FC車（図6，燃料電池車）を出展していた．ただし，三菱以外は量産化目標が不明で，まだクルマづくりを楽しhでいる段階に見えた．ただし，EV技術はPHV（プラグインハイブリッド）に直接応用が可能で，そのために開発を遂行しているのではないかと，憶測もできる．