農業災害補償制度の現状

摘要

農業災害補償制度は、台風や冷害等の自然災害を中心とする農業災害の特殊性にかんがみ、農業者が不慮の事故にょって受けることのある損失を保険の仕組みにより補てんして農業経営の安定を図り、農業生産力の発展に資することを目的とする制度として、昭和二二年に創設されて以来昨年で、制度発足五〇年目を迎えました。 以下、本制度の概要とその実施状況について説明します。 この制度は、国の農業災害対策の重要な柱として実施されている公的保険制度であり小　 磯構図のように農業共済組合（市町村が行う場合があります。以下「魁合等」と総称します。 ）、農業共済組合連合会、政府（農業共済再保険特別会計）の三段階制で運営されています。