がh緩和ケア症状コン卜ロール

摘要

緩和ケアを抗腫瘍治療が終了した後に開始するのではなく，より早期から治療と並行して行う重要性が認識されるようになった.がh診療を行う医師は，緩和ケアをすベて専門家に委ねるのではなく，まず自ら症状コントロールを行うことが必要である.この項ではがh患者の代表的な身体的苦痛症状であるがh性疼痛，呼吸困難，嘔気·嘔吐に対して，それらの評価方法と薬物療法，専門家に相談するタイミングについて，一般の医師が知っておくべき内容を概説する.