研修おたく海を渡る(64)患者ナピゲ一ター

摘要

患者ナビゲーター(水先案内人)という職種が，診断， 治療の選択が増えてきた今，とても重要になってきています.うちのがhセンターでも，数年前には全体で数人しかいなかったナビゲ一ターが今では，がhの部位ごとに2-3人います.重点的に補充されている部門です.なぜ必要なのか，またどhな仕事をするのか.僕のいる施設での， 患者ナピゲーシヨンシステムを紹介します.すべての紹介患者の情報は，まず看護師であるコーディネーターというナピゲ一ターのボスを通ります.診断がついているのか，ステ一ジングと呼ばれる病期の評価まで済hでいるのか，あるいはセカンドオピニオンが目的なのか仕分けをします.特にがhの領域では近年，外科，放射線科，腫瘍内科といった複数専門家が同時に患者を評価するmultidisciplinary clinicが,主流になってきています.最初にどこを受診したかで治療方針が決まるのではなく，すべての科で診察を受けた上で，一番あった治療方針を決めるのです.