心不全のうつ血治療において，トルバプタ ンはフ口セミドより良い薬ですか？実際に 心不全ゃ腎機能の予後が改善しますか？

摘要

心不全では，レニン-ァンジォテンシン-ァルドステロン系の活性化などによって体液過剰が発症する. 心不全の体液過剰に対してはループ利尿薬が頻用されてきたが，フロセミドをはじめとするループ利尿薬は，強力なNa利尿効果を発揮して短時間で肺 うつ血を改善する一方，慢性心不全患者の生命予 後を悪化させる可能性が報告されるなど，ループ 利尿薬の心不全管理における意義が再考されている.