トヨタがCamryやHiaceなど既存製品を相次いで更新、中国からの完成車輸入活用がVW、Ford、現代自／起亜に拡大

摘要

フィリピンにおける自動車メーカーの製品展開をみると、2019年には既存モデルの更新を軸とした製品改良が進hだ。製品供給の面では、現地組立車のラインアップ拡充は限定的であった一方、中国からの完成車輸入を活用する動きに進展がみられた。2018年末から2019年にかけては、トヨタによる主要モデル更新や新規投入のタイミングが集中した。2018 年12月にCamry、2019年2月にRAV4を全面改良したのに続き、同年3月には新型Hiaceをグローバル初投入した。同年9月にはCorolla Altisを全面改良し、これに伴ってHEVを新たに設定した。この他の動きとして、ホンダが2018年10月にBR-Vの現地組立車を投入。現代自は2018～2019年に、Ioniq HEV、Ioniq EV、Kona EVの電動車3モデルを新規投入した。