食生活と栄養の関係⑦夏パテしないための食事の知恵

摘要

熱い夏は汗をかく、体が疲れる、食欲がなくなる、疲労感がたかまり、だるい夏パテ感に悩まされるようになります。 では、夏パテしないようにするにはどうすればよいかと考えると、右記のような状態のない日常が過ごせるように、食事に注意をすることでしょう。 一つ一つの症候を解消する方法を考えてみましょう。 体は汗をかくことで体温を調節し、汗で失った水分を補うために水分をとり、また水分の多い食品や冷たい食べ物を多くとるようになります。 水分の過剰摂取は胃液を薄め、胃の働きを弱くします。 結果として、栄養素の吸収が低下し必要な栄養素の摂取不足が体調を崩すようになります。 夏は慢性の栄養素欠乏になりやすい時期でもあります。 水分の補給に糖分の多い清涼飲料をとりがちですが、糖分を常時体内に入れると、血液の糖分量、すなわち血糖値が高い状態が続くので、食欲が湧かず、胃液分泌が不十分になり消化不良を起こします。