アナログ＆ディジタル·フィルタ理論と実践 第14回 低ひずみリアルタイム·サンプリング·レート変換器

摘要

本稿では，ある周波数でサンプリンダされたデータを別の周波敬に変換するテクニッタについで，実装例を交えて解説します．音楽編集ソフトウェアではサンプリンダ·レート変換が使われます．音声や楽器などの音源を取り込むときには編集用の周波教に変換し，CD-Rに書き込むときは44.1kHzに再変換します．多くの音源には44.1kHzと48kHzの倍数の局波数が使われます．図1（a）に示すのは，31.7kHzでサンプリングきれた1kHz正弦波信号を、31.5kHz信号を入力とするAM変調器に直接入れたときのRF出力のスペクトラムです．サンプリング·レートの差に相当する200Hzおきのスプリアス·ノイズが発生しています．一方，図1（b）に示すように，AM変調器の入力前に適切なレート変換を行うことでノイズは全く現れませh．