確実にそして高效率にスイッチング動作させるために：パワー·ダイオードの基礎と応用設計

摘要

パワー·ダイオードは，小信号用ダイオードに比べて扱う電力が比較的大きいため，回路の動作をよく理解し，素子を適切に使用しないと，故障しやすく信頼性の低いシステムを作ることになります．最近は特にスッテング電源などの高速スイッチング回路用途が多く，サージ電圧や逆電流などによる素子破壊にも気をつけなければなりませh．そのためにも，回路やデバイスの特性をよく理解する必要があります．本稿では，順方向電流が数～数十A以上のパワー回路用ダイオードの使い方の基礎を，実際の応用回路を元しながら解説します．