応用製作事例集：6Hz～数MHz,50m～10V{sub}(P-P)周波数を測定できる－ダイナミック周波数モニタの設計と製作

摘要

電子回路の実験や解析を行う際，しばしば信号の周波数の時間的な変化を知りたいことがあります．例えば，発振器の周波数の安定性を測定する場合や，ロータリ·エンコーダの出力からモータの回転数の変動を測定しようとする場合です．本章では，2006年4月号の付録CPLD基板を応用し，このような周波数の時間的変化を捉えるための測定回路を製作します（写真1）．ここでは，この装置を「ダイナミック周波数モニタ」と名付けます．この装置を使ってPLLシンセサイザのロックアップ特性を測定しました（p.198，写真3）．