最新ワイヤレス·データ通信シスムの基本技術：ディジタル変復調の基礎

摘要

最近の通億システムの多くは，ユーザの増加に対応するため周波数利用効率を上げたり，セキュリティを高めたり，端末（携帯電話）を小型にするためにディジタル化されています．ここでは，これらのシステムに使われている「ディジタル変調」方式の原理やそのハードウェアについて解説します．基本はアナログ変調と同じディジタル変調もアナログ変調と同様に搬送波の振幅，周波数，位相を変化させる情報伝達の方法の一つです．搬送波のパラメータを変化させるという点で両者は同じと言えます．アナログの振幅変調AMに相当するのがASK（AmplitudeShiftKeying），周波数変調FMに相当するのがFSK（Frequency shift Keying），位相変調PMに相当するのがPSK（Phase Shift Keying）です．振幅変調と位相変調を細み合わせた変調方式もあり，これを直交振幅変調QAM（Quadrature Amplitude Modulation）と呼びます．