物流施設需要、堅調に推移 EC拡大、自動化投資など 空室率上昇は限定的

摘要

事業用不動産サービスのCBRE(シービーアールイー)はこのほど、2020年までの物流施設を含む不動産マーケッ卜のレポートをまとめた。それによると首都圏での新規供給は化年、19年の2年連続で過去最高を更新するものの空室率の上昇は限定的。近畿圏、中部圏も新規供給は続くが需給パランスに大きな変化はないとしている。この傾向はEC(電子商取引)市場の拡大やードライバー不足など物流市場の構造的変化が主な理由となっており、ここ数年は物流拠点の再配置や倉庫の自動化投資などの影響によって、需要自体は堅調に拡大していくとみている。