SABIC、シンガポールでPEI新設／21年上期～蘭PPE再開

摘要

SABICは、シンガポールでPEI（ポリエーテルイミド）樹脂「ウルテム」の生産能力拡大に向け、同地域にある既存コンパウンド工場を拡張するとともに樹脂重合工場を新設する。アジア地域を中心とした顧客の需要増に応えるもので、2021年上期までの稼働を目標に政府との最終調整を進めており、新工場の本格稼働後ウルテム樹脂の総生産能力は2018年比5割増加する。ウルテム樹脂は現在、米インディアナ州マウントバーノンとスペイン·カタルへナで生産しているが、シンガポールの新工場が稼働することでアジア地域の顧客へのリードタイムを短縮する狙いもある。