旭化成、前期営業益65％増～ケミカル黒字転換／住宅も増益確保

摘要

旭化成の2010年3月期連結営業利益は前の期比64.8％増の576億円だった。中国を中心とするアジア地域での旺盛な需要を背景に、ケミカル事業が黒字に転換。住宅事業も大幅なコストダウンで増益を確保した。売上高は7.7％減の1兆4,336億円、経常利益は73.4％増の564億円、最終利益は4.3倍の253億円となった。年間配当は10円に据え置く。2011年3月期業績は、医薬事業やエレクトロニクス事業の新製品上市による販売増などで増収増益を見込む。