三井化学、事故影響等で前期営業益9．7％減～純利益は過去最高

摘要

三井化学の2019年3月期連結営業利益は前期比9.7％減の934億円となり、過去最高を記録した前期から100億円の減益だった。ただ、減益は上期に大阪工場で発生した火災事故や第4四半期の原燃料価格急落による在庫評価損など一過性の要因が中心で、成長3領域と位置づける「モビリティ」「ヘルスケア」「フード＆パッケージング」を中心に販売数量は着実に増加。また、ウレタンやフェノールの好市況を受けて持分法投資損益が改善し、当期純利益は6．3％増の761億円と過去最高を更新した。