BASF等欧州6社、「将来のクラッカー」コンソーシアム設立

摘要

BASFとボレアリス、BP、ライオンデルバセル、SABIC、トタルの6社は合同で、「将来のクラッカーコンソーシアム（Cracker of the Future Consortium）」を立ち上げるとともに、協同開発契約を締結した。同コンソーシアムでは、化石燃料の代わりに再生可能資源による電源を使ったナフサやガスクラッカーの実用化を目指すもので、エチレンやプロピレン、ブタジエン、芳香族といった基礎化学品の製造工程におけるCO2排出量 の大幅削減を目指す。今後、6社が連携して技術の探索とスクリーニングを進め、有望案を絞り込めた場合は、実証試験を含む共同開発の継続を判断する。