カネカ、モディファイヤー事業加速～高機能化と顧客サポートが柱ーマレーシアにR＆D拠点整備でエンプラ用途を強化ー

摘要

カネカは、モディファイヤー（樹脂改質剤）事業を強化する。同社は2012年にマレーシアで、高砂、米国、ベルギーにつづく研究開発体制を整備。また、マレーシア拠点では2012年4月に年産1万トンの増設工事を実施、現在までフル稼働が継続しており、アジア地域での次期増設も検討課題に挙げる。アジアの需要増大をカバーしつつ、コアシェルラバー（CSR）技術を基礎にした高いコア設計技術と日米欧亜の4極にまたがる生産設備、きめ細やかなサービスなどの高い供給安定性を柱に、グローバルな事業展開を進め、世界トップメーカーとしての地位をさらに盤石にしたい考えだ。