三菱ケミカルHD、「APTSIS15」の目標·戦略を見直し－好調はヘルスケアのみ／収益変動の安定化が主題－

摘要

三菱ケミカルホールディングスは、景気下振れや新規事業の立ち上がり遅延などを踏まえ、2011～2015年度の中期経営計画「APTSIS15」の目標と戦略を見直した。2013年度以降を同中計の「Step2」と位置付け、利益の変動幅が大きい分野·製品の定量計画を修正するとともに、事業パフォーマンスを安定化させることが主眼。この方向性に基づき基本戦略は変更せず、目標と事業管理の手法を改めた。目標達成には「新規製品事業の加速と市場環境の正常化がポイント」（小林喜光社長）となる。