PET、リサイクル率伸長も再商品化施設の能力過剰が深刻化－リサイクルプラザと再商品化施設の近況報告－

摘要

PETボトルのリサイクル率が年々急増している。 容器包装リサイクル法施行から僅か4年の2000年度で34.5％（別表参照）と、世界の最高水準に達しているもので、PETボトルリサイクル推進協議会では2004年度までに50％以上に高めたいと考えている。 しかし、この一方で自治体が収集したPETボトルをフレーク·ペレット化する再商品化施設の能力過剰が深刻化しており、再商品化事業者の大部分は稼働率を維持することが困難となっている。 今回は、こうした状況を踏まえ、昨年4月に稼働した宇都宮市のクリーンパーク茂原リサイクルプラザとジャパンテックの再商品化工場の近況を報告する。