4樹脂の2001年用途別出荷、PP内需が1％増加～射出向け好調－PE2～3％減／PS9％減／輸出はいずれも2ケタ減－

摘要

経済産業省化学課がまとめた4大汎用樹脂の2001年出荷実績によると、内需（国内樹脂メーカーの国内出荷）はPP（ポリプロピレン）が主力である射出向けの好調により前年を1％上回ったものの、このほかの樹脂は景気悪化に伴う下期以降の需要減速でLDPE（低密度ポリエチレン）が3％、HDPE（高密度ポリエチレン）が2％、PS（ポリスチレン）が9％それぞれ減少し、分野別についてもLDPEのフィルムをはじめほぼ全ての用途がマイナスとなった。 輸出は、アジア市況の低迷による採算悪化で4樹脂とも2ケタ減となり、総出荷は全ての樹脂が前年を下回った。