ポリプラスチックス·後藤社長に聞く～事業環境と今後の方向性－2014年度は過去最高更新／新たな樹脂への参入も検討課題－

摘要

ポリープラスチックス（ダイセル55％／ティコナ45％出資）は、2014年4月に始動した3カ年の経営計画初年度となる2014年度（2014年度に12月期から3月期へ変更）、グループ売上高1,282億円（前年比11.9％増）／営業利益135億円（同47.0％増）と好調な業績を達成した。同社は現在、POM（ポリアセタール）、PBT（ポリブチレンテレフタレート）、PPS（ポリフェニレンサルファイド）、LCP（液晶ポリマー）、COC（シクロオレフィンコポリマー）の5つのエンプラを手がけており、最後に加わったCOCでは、2006年の買収以来、2014年度に初の黒字化を達成し、さらなる樹脂への参入も検討課題になってきた。また、PPSでは世界的に生産能力拡大が進hでおり、コンパウンドを手がける同社としても、事業環境の変化が予想される。後藤昇社長に中計の残る2年間の事業戦略や将来ビジョンを聞いた。