光触媒による抗菌性を有するポリ塩化ビニル製ボールの開発＜安全性の高い乳幼児向け抗菌ボ⊥ルの製品イヒを目指して＞

摘要

ポリ塩化ビニル製ボール（以下、PVCボール）は、 PVCと可塑剤を主成分とするペースト（以下、プラ スチゾル）の回転成形により製造され、主に乳幼児 向け玩具として使用されている。ボールの柔らかさ はPVCに対する可塑剤の割合により決まり、一般的 なPVCボールにおけるPVCと可塑剤の混合比は2： 3程度と言われている。また、可塑剤には主にフタ ル酸エステル系、アジピン酸系、リン酸系、トリメ リット酸系およびポリエステル系などの種類がある。