「サーモラン」自動車用途の需要好調「ゼラス」は輸液バッグなど医療器具での成長に期待

摘要

三菱化学の熱可塑性エラストマー事業は年間1万5～6，000トンの販売実績を誇っている。 2004年実績は03年に比べトータルで10％アップとして予算を達成した。 同社の熱可塑性エラストマーはスチレン系（TPS）の「ラバロン」，オレフィン系（TPO）の「サーモラン」，ポリエステル系（TP E E）の「プリマロイ」，オレフィン系でリアクター（R－TPO）の「ゼラス」と豊富なラインナップで市場展開している。 また，ニーズに応じて耐熱·耐油性に優れる「ラバロン」のスチレン系架橋タイプ「架橋TPS」の新グレードを開発·投入し高い評価を得ており，架橋タイプに自信をつけてきた。