液化炭酸ガス利用の地盤凍結工法開発凍結速度上昇、工期短縮を実現

摘要

大手建設会社の鹿島建設（押見至一社長）のグループ会社で、地盤改良技術の施工·開発を行うケミカルグラウト（立和田裕一社長） は、トンネル掘削の際に地盤を凍結さ せ強固にする地盤凍結工法に おいて、液化炭酸ガスを循環 する技術を開発した。北海道 石狩湾新港発電所一号機新設 に伴う放水路工事で2017 年に初めて実際の工事に適用 された同工法は、炭酸ガスの 気化潜熱を利用することで従 来法より冷媒の循環量を削減 できるため、設備がコンパクトとなり、約半分ほど工期を短縮できるという。