(J065)等原子比TiPt およびTiPd 高温型形状記憶合金の強加工による組織変化

摘要

金属間化合物に対してHPT 加工を施すと，巨大なひずみの導入に伴うナノ結晶化や不規則化，アモルファス化が生じる。また形状記憶合金において，マルテンサイト変態や形状記憶·超弾性特性はナノスケールでの微細結晶粒および規則度に強く影響されることで知られている。これまでにTi-Ni 合金（Mf 点：295 K）にHPT 加工を施すと，結晶粒が微細化するとともに粒径の減少に伴いマルテンサイト変態が抑制され，アモルファス相が生成することが報告されている[1]。