(S049)鋳型中心部に生ずる偏析?欠陥の解析

摘要

多くの鋳造部材は鋳型壁面より凝固が進行するので，その大きさに応じてマクロ偏析を生ずる．特に，連続鋳造プロセスでは凝固中期～末期のロール間隙で冷却される際，ブリッジング等や収縮流の影響を受けるので，部材の表面近傍と内部では組織形成機構が異なる．しかしながら，健全な製品を作製するためには凝固組織形態を理解し，対策を練る必要がある1)．