自動車部品における最近の鋼管の二次加工技術の適用と動向

摘要

弊社における最近の自動車部品への鋼管の活用とその二次加工技術について紹介した。 自動車部品の軽量化·低コスト化の方策として，部品点数の削減·溶接個所の低減·材料歩留まり向上の点から鋼管の活用は今後更に増える事が予想される。 その為にも，加工性の良い材料の開発と二次加工技術及び加工プロセスの開発が必要になる。 おわりに今後の鋼管に期待する事·課題を示す。 （1）排気系部品（触媒ケース，ホやトルマフラー）の大口径化·薄板化量産：Φ120×t1.2（t/D＝1％）今後：t/D＝0.5％（2）ハイドロフォーミング加工の自動車部品への適用の為，材料の開発伸び·n値·r値の改良（3）加工性と高強度化に対応した材料の開発とその加工技術開発BH（Bake－hardening焼き付け硬化）とWH（Work－hardening加工硬化）の括用（4）鋼管の可変断面·異形·変肉材料の開発テーパ-鋼管（断面変化を持った鋼管）·変肉厚鋼管（板厚の変化を待った銅管）（5）鋼管の低コスト化。