複合材料における航空機部品の高速·高能率加工への挑戦－徳田工業㈱徳田泰昭社長に聞く

摘要

徳田工業㈱は創業以来、半世紀にわたり、各種試験用模型や工業マスターモデル製作、金型製作、各種治工具などを手掛けている日本でも有数の老舗企業である。 モデルから型·治工具までの一貫製作を実現し、安定して高品質な製品づくりを行っているリーディングカンパニーである。 早くから3次元CAD/CAMや多軸工作機械を駆使したモノづくりに取組み、平成7年より航空機部品加工を開始し、その確かな技術で広範囲に製品を供給している。 近年は本社と各工場間を結ぶ高速ネットワークの構築や研究所「LODGE」をオープン。 創業以来培ってきた技術と、日々進歩するIT設備を効果的に結びつけた“デジタルエンジニアリング”を進めている。 当社は「SURFCAM」や「WorkNC」などのCAMの提供、サポートをはじめ、最近では工作機械の加工パレットに、いかに効率良く加工材を配置できるかをバーチャル空間で検証する「パレットレイアウト」のシステム開発、運用支援を行っている。 そこで、徳田工業の徳田泰昭社長に同社の歴史を簡単に振り返っていただくとともに、航空機部品加工における状況について、話をうかがった。