切削加工③ No.120：超深彫り加工用ラジアスエンドミルの開発

摘要

金型加工における大幅コストダウンのポイントは、放電加工を減らして、できるだけNCマシンによる直彫り加工を行うことが、金型業界の常識となっている。 しかし、現状を見ると、まだまだ放電加工に依存する加工領域が多く存在している。 例えば、写真1は自動車用ダイナモのダイカスト金型である。 焼入れダイス鋼SKD61硬さ50HRC を使用する深い3次元形状で、最小幅1.5mm、最小R0.3である。 工具突出し長50mmは必要である。 このような加工では、NC直彫り加工は難しく、グラファイト電極での放電加工が多く採用されている。