PS大手二社、海外展開加速、グループ連携強化アジア市場の成長フォロー、特殊品での展開模索

摘要

包装資材などに使用されるポリスチレン　（PS）　の大手二社では、中国などアジア地域での需要成長をキャッチアップするためにも、グループ内での連携を強化し、グローバルな視点でビジネスの在り方を模索している。最大手のPSジャパンでは、親会社の出光興産が有している　「ペトロケミカルマレーシア」　（PS年産十一万t）、東洋スチレンでは電気化学の「デンカシンガポール」（同二十万t）との連携強化を中心に、マーケットに関する情報交換をはじめ、特殊化グレードの展開についても積極的に検討している。